SEO最適化のためのメタ・ディスクリプションの書き方

メタ・ディスクリプションとは？

メタ・ディスクリプション（descriptionタグ）とは、HTMLコードの中のタグで、ウェブページの内容を以下の形式で簡潔に記述するためのものです。

descriptionタグに記述した内容は、ユーザーが見るウェブページには表示されず、ソースコードや検索結果にのみ表示されます。

このコンテンツは、検索結果のタイトルとURLの下に、ページ内容の要約として表示されます。ただし、多くの場合、Google は、検索結果がクエリワードに関連したものになるように、他のソースからより適切なウェブページの要約を生成する手助けをすることがあります。

下の例にあるように、台湾のApple公式サイトが書いたメタディスクリプションが、「apple」の検索結果ページのサマリーに全文表示されています。

メタ・ディスクリプションは、Googleのランキング要因の1つですか？

2009年9月、Googleは、キーワードの詰め込みによる不正行為があまりにも多いことから、ランキング要因の一つとしてメタキーワードを使用しないことを発表しました。
meta descriptionはどうですか？ランキング要因になりますか？

GoogleのSEO専門家であるジョン・ミュラーは、2017年12月に行われたこのハングアウトライブで、明確に言及しています。
"基本的には、純粋に技術的な観点から、これらの記述はランキング要因ではありません。"

つまり、meta descriptionはランキング要因ではありません。

直接的なランキング要因ではないとはいえ、meta descriptionはページのサマリーに表示されることがあるため、クリック率に影響を与える可能性があります。そのため、meta descriptionを適切に記述し、サイトがメインキーワードの検索結果でサマリーをどのように表示するかを観察する価値があります。

Webページのサマリーはどのように生成されるのですか？

これまで、Googleページサマリーのテキストは、主に以下の3つのソースから提供されていました。

• ウェブページのコンテンツ
• メタディスクリプション
• DMOZリスト（Open Directory Project

ページの要約は、ページのコンテンツから来ており、Googleはクエリワードに関連するウェブページのコンテンツを抽出して要約を形成します。

しかし、ウェブページ上のテキストコンテンツがユーザーのクエリに必ずしも関連していなかったり、ほとんどが画像であったりすることもあるため、meta descriptionは非常に重要なソースとなります。

そのため、Webページの内容が追加できなくなった場合には、Webページの内容を簡潔に説明するmeta descriptionの重要性が高まります。

SEOのためのメタ・ディスクリプションの書き方

ユーザーにとって説明的で魅力的であること

メタ・ディスクリプションの書き方の原則は、実はタイトルの書き方と似ています。つまり、簡潔で、ユーザーが理解しやすく、ページの内容と関連性があるものでなければなりません。

実は説明文を書くということは、キーワード広告の内容を書くようなもので、そのページのテーマを述べ、読みやすさを持ち、ユーザーを惹きつける文章を加えることなのです。

検索結果では、検索キーワードが色分けされて表示されますので、説明文の中に重要と思われるキーワードを入れてもいいのですが、キーワードを詰め込まないようにスムーズな文章を心がけてください。

各ページにユニークなメタ・ディスクリプションを使用する

Webサイトの各ページには、それぞれ独自のコンテンツや機能を持たせてユーザーに提供するのが理想です。

サイトの全ページに同じ説明文を使用すると、各ページのコンテンツを正確に説明することができません。ページ数が多い場合は、トップページやカテゴリーページなどの重要なページから始めるとよいでしょう。プログラムを使って、ページのテキストや製品情報の一部を抽出することも検討してみてください。

メタ・ディスクリプションを書かなくてもいい場合もある

検索ボリュームの多い1～3のキーワードをターゲットにしているサイトの場合、関連ワードを検索するユーザーのモチベーションを考慮した独自の説明文を書くことができます。

ロングテールのトラフィックをターゲットにしている場合は、Googleにサマリー・ディスクリプションの生成を依頼し、クエリ用語に近い文章のスニペットを表示させることも検討できます。

スムーズで重複しないメタ・ディスクリプションを作成できない場合は、書かずに検索エンジンに生成してもらえばいいのです。もちろん、これは検索エンジンが取得できるだけのテキストがページにある場合に限ります。

メタ・ディスクリプションには何語を書けばいいですか？

技術的に言えば、メタディスクリプションには何文字でも書くことができ、Googleは文字数が多すぎても罰しませんし、なにしろランキング要因のひとつではないのですから。しかし、あまりにも長い文章はカットされてしまい、表現したい重要な内容が表示されない可能性がありますので、全文表示可能な文字数内に収めるようにしましょう。